最近BAR11のカウンターの真ん中にドンと居座っているあのコのお話です。

 

IMG_8532

空気清浄機に間違えられるんですが、空気清浄機じゃありません。テキーラです。

 

レアルや1942に関係なく、ドン・フリオは原料の栽培からなかなか贅沢です。

原料となる「アガヴェ・アスール」は普通は1mおきに植樹されるんですが、ドン・フリオは10年以上かけて大きく育てるので、1.7mおきに植樹されます。アガヴェの重さはなんとひとつ100kg近いらしいです。直接の減量となる球根部分をピニャと言いますが、そのピニャの皮を剥いて、コゴージョと呼ばれる芯の部分も手作業で取り除きます。下処理を終えたピニャをマンポステラと呼ばれる煉瓦の釜で72時間かけてゆっくり蒸しあげます。

 

この後蒸留工程以降でクリア、レポサド、アニェホ、1942、レアルの差別化がなされていく訳です。ドン・フリオシリーズ、当店には1942とレアルしか今はありませんが、グラン・マエストロ・デ・テキーラのT-800氏がいうにはこの二種類飲み比べるのが樽と熟成期間の違いが判ってオススメだそうです。

 

と言っても金額がアレなんでハーフショットで飲んでみて下さい。ハーフ&ハーフで¥6,000か、、、あ、勿論ワタクシに飲ませて頂くのは大歓迎です。お待ちしてます!