先日、神保町のオレンジ色の看板したYから始まる某牛丼チェーン店に入ったんですよ。空いてた席は一席。さすがお昼時です。この字型カウンターのコーナーに案内されました。
牛丼並&卵&豚汁 を食していると、右隣というかもう右前の席が空きました。すかさず新たなるお客様が座られました。50代後半~60代といったところでしょうか?
カルビ丼を注文したそのお客様は店内に響き渡る轟音でお茶を飲み始めました。
「おお、凄い音や。」
と思っているとカルビ丼が運ばれてきました。牛丼とは一線を画す香りが私の鼻にも届きます。セレブ臭です。カルビ丼なんてセレブの食べ物です。湯気と同時にカルビ独特の香りが何とも言えません。ついでに米粒も飛んで来ました。
「えっ??」
おじさん、熱いのを冷まそうとフーフーしたんですよ。そーしたら風圧で米粒が私のテリトリーの目と鼻の先まで飛んできたんですよ。まぁ明らかに領海侵犯であるんですがとりあえずスルー。万が一私の豚汁に米粒が命中しようもんなら文句でも言うしかあるまいと思っていたらまた来ました。どこかの変な髪型の将軍様が飛ばしてくる火星何とか号のように何発も飛んできます。
おじさんを見てみると凄い食べ方をしています。丼からカルビ丼が一瞬ではありますが空中を飛び、dysonを超えてmakitaの業務用掃除機のような吸気音を奏でるおじさんの口に飛び込んで行くのです。まるでトビウオの様です。ただ、あくまでmakitaに吸い込まれた者達はそれで良いんですが、それ以外の方々は10時の方向へ。つまり私の方向へ飛来してくるんですよ。カウンター上のまるでゴミの様な米粒の数が一つ、また一つと増えていきます。そしてとうとう私のトレイの上にまで飛来。
更に私が我慢出来なかったのがこのおじさん、「クチャラー」だったのです。推定レベルはA級。咀嚼音と吸気音のハイブリッド種。体感80dBくらいと思われます。
「あの、すみません、もうちょっと綺麗に食べれませんかね?」
と飛来物を指さしておじさんに言っていました。気づいたら。
いや、勿論優しく柔らか~~く言いましたよ。そうしたらそのおじさん、
「?? 食べた気がしないんだよ。」
って申し訳なさそうに言って来ました。「いや、こっちも食べてる気せーへんわー!!」と言いかけたらおじさんを挟んで逆サイドに居たおじさんBが
「俺も食べてる気がしねーよ!!」
ってお怒り気味に発言。「おいぃぃぃ!まさか敵の増援ですか?」と思ったら
「あんた音立て過ぎ。静かに食べてくれよ。」
とそのおじさんに物申してくれました。ナイスおっさん!
うるさいおじさんは「食べ方は人の自由のhごいえあhrぎえrjprじょヴぁkpr@ (語尾不明)」とブツブツ何か言っていましたがその後は静かに食べていました。
静かに食べれるやないのおじさん・・・
と思いながらもシュンとしたおじさんを見てると、牛丼屋で食べ方のキレイさとか別に良かったかなー?いや、でも気分悪いしー、俺悪くないしー、米粒飛んでくるの嫌だしー、、、
何故か悪い事したみたいな気分になりました。
でも食べ方が汚いとどんなイケメンでも美人でも台無しになってしまいますもんね。私も普段から油断せず所作には気を付けよう。と改めて思いました。