アイラ島・・・ウィスキーの名産地スコットランド。そのスコットランド西部に存在する数ある島の一つで、数多のウィスキーの中でもとりわけスモーキーな作品を生み出す事で有名な島。ピート(泥炭)の影響で島内を流れる川の水も茶色いといわれており、そんなアイラに遥か古より積み重なった歴史が作り上げるアイラウィスキー。
ラフロイグ、ボウモア、ラガヴーリン、アードベッグetc.etc…スコッチ好きなら誰もが耳や口にしたことがあるウィスキー、これらもアイラで作られた作品です。
「正露丸みたい」
「病院の臭い」
「赤チンやん(年代が割とバレる)」
と言った感想を私もよく耳にします。実際20年くらい前だったか、初めてアードベッグ10年を口にした私の感想は
「誰がこんなん飲むねん・・・」
とどちらかというとちょっとネガティブな感想でした。(ちなみに飲ませたくれたのはBAR11の税理士さんw)
ところが3、4日経つとどうでしょう?
「ま、、また、アイツに逢いたい・・・」
とクセになるウィスキーです。それ以来一番好きなシングルモルトはアードベッグ10年になりました。周りでも割とドMな方がアイラモルトの魅力に取り憑かれている感じがします(笑
さて、そんなアイラモルト特有の強ピート感ですが、このクセの強さを示す一つの指標に
「フェノール値」
というものがあります。「麦芽をピートで燻製乾燥した後に測定するフェノール化合物の計測値」の事なので、必ずしもクセの強さ=フェノール値ではないという事は覚えておいてほしいところです。あくまで指標の一つです。
因みに「ノンピート」と表記があってもフェノール値はゼロじゃありません。これは麦芽自体にフェノール化合物が含まれているからです。
- 10ppm以下 ライトピート
- 25ppm ミディアムピート
- 40ppmオーバー ヘビーピート
ってのが目安になるのですが、
- ボウモア 約25~30ppm
- ラフロイグ 約45~50ppm
- アードベッグ 約55ppm
アイラ以外だと
- スプリングバンク 約8ppm
- ロングロウ ヘビーピーテッド 約50ppm
- 白州 約5ppm
まぁ数値高いとクセ強いですよねやはり。で、今回BAR11に入荷したオクトモア15.3は脅威のフェノール値
307.2ppm
との事です。今このブログ書いてる時点ではまだ未開封です。今夜辺りどなたか開封してくれる勇者いませんかね??ちなみに1ショット¥6,000.-ですw
オクトモアエディション15には3種類のエディションがあるんですが、フェノール値はそれぞれ下記の通りです。
- 15.1 108.2ppm
- 15.2 108.2ppm
- 15.3 307.2ppm
勿論最強の15.3が届いております。私もドキドキなので是非試しにいらしてください。